嘉来流・迷路講座
当サイトの方向性 |
ようこそ、嘉来的世界へ。 どうぞごゆっくりと、迷路の世界をお楽しみください。 ここでは当サイトの方向性について述べてみます。 |
■ 迷路は子供のものか 私は一時期、いくつもの書店を巡り、迷路の本を探しまわった時期がありました。探してみてもなかなか見つからず、見つけたにしても、そのどれもが子供向けのもので、楽しいイラストが華やかに踊るものばかりでした。 実店舗のほか、web上のアマゾン書店その他で検索してみても、結果は同様でした。対象年齢から判断するに、明らかに子供を対象にしたものばかりです。一冊、かろうじて発見・購入したデザイン性の高いおそらく大人向けと思われる本がありましたが、それは海外のものでした。また、私立小学校入試向けのドリル教材にまでなっている迷路集もありました。 これらの実情を知った私は落胆し、同時に、これらの実情は現代社会における迷路の位置付けを象徴しているのではないかと感じました。「迷路は幼稚なもの。大人が真面目に取り組むものではない。」という暗黙の社会的通念が存在するのではないか?と疑ってしまいそうです。 ■ 当サイトの在り方 ただ、冒頭のような子供向けの迷路を、私は決して否定しません。私は、それとは異なる方向を目指しているのです。 当サイトにキャッチフレーズをつけるとすれば、「アイデア重視の大人向けテイスト」 です。数は少ないかも知れませんが、世の中には迷路を作ること・解くことを趣味としている人間がいます。私はそのような人々を楽しませる迷路サイトを目指したいのです。 私は、大人の嗜好に耐え得るデザイン・内容をもつ作品を描きます。そして、アイデア主体の迷路を作ります。量より質を重視します。 悔しいことに、私は図形処理ソフトの使い方に習熟していないため、美しいイラストを用いた迷路は描けません。だからこそ、迷路のアイデアが勝負どころになります。 ■ なぜ、アイデア重視なのか。 新興産業において企業は「質より量」を優先して市場のシェアを握ろうとするでしょう。そしてその産業が成熟してくると「質重視」に転換して魅力のある製品を作り、顧客の心を掴もうとするのでしょう。これが産業の典型的な成長過程であると思います。 web上における迷路の業界は全く成熟などしていませんが、私はいずれやってくる「質重視」という先を見越して、「質重視」をはじめから貫こうと思ったのです。迷路の業界がある程度成長した後の、二番煎じの作品の大量生産などは、1.5流の人間にやらせておけばいいと思っているのです。・・・私は、一流と呼ばれる存在を目指しているのです。 現代社会において、「ナンバーワンではなくてオンリーワン」という言葉が気障に語られていますが、私は、「オンリーワン」とはすなわち、「アイデア勝負」のことだと解釈しています。 もし「迷路市場」という市場が存在するなら、迷路は間違いなく知的産業です。知的産業に必要なものは何か?言うまでもありません。それはアイデアに支えられた知的付加価値です。知的産業にとっては「アイデアが命」というのが、私の現在の信条です。 ■ 当サイトのもうひとつの付加価値 --- 迷路講座 2001年10月、当サイトがYAHOO!のカテゴリーに登録されました。五回目の申請でした。一〜四回目の申請のときは、ただなんとなくURLと希望カテゴリーを申請していましたが、これではいつまでたっても駄目だと思い、五回目の申請の時にはちょっと工夫しました。「嘉来的世界のウリは何だろう。他の類似サイトと比較して抜きん出ていることは何だろう。」と考えました。 そこで至った結論は、「webの世界広しといえども本格的な迷路サイトは数少ない。その中でも特に、当サイトのように独自の迷路講座を展開するものは皆無である。当サイトはその先駆的な役割を果たすことを目指す。」ということでした。そしてYAHOO!登録の申請にこのコメントを付記したところ、晴れて登録決定となったのです。 ■ 姿勢を貫く 以上に述べてきましたように、私は「アイデア重視」という自分のスタイルを崩さずに迷路作品をつくってゆきます。人真似やアイデアの過度の重複などは決してしません。なぜなら私がそういう自分を許せないからです...! |